そうよ、研究所ではその「おさむし」の進化も研究してるのよ。 その事で地球の歴史だって分かるんだって。 分子時計とか言う考えかたなんだけどね。 中国人の研究員の人の研究らしいけど世界的に今注目されている重要な研究だそうですよ。 だけどね生物学というのはある時期にどんどん〜ど〜んどん生物を分析的に調べる様に成って行って分子の様に物質として生命体を見る様になっちゃんたんだって。 DNAの組み合わせで生物が形作くられる訳だから機械の組み立ての様な解釈が出てきたらしいよ。 だけど生物や生命と言う事をきちんと説明しようとするとそれでは出来ないんだって。 生命と言うのは「自己創出」するものだそうです。 それと関係するんだけど、雄と雌がいるのもそれだけ遺伝子の組み合わせのパターンが多くできて環境の変化にも対応できる生命体が生き残れる様になっているんだって。 無数の組み合わせが可能だから生物と言うのは無数の固体が存在するのだけど、それがそうなって行く過程の時間と言うか歴史にも目を向けていかないと分からないと言う事で、「生命誌」と言う視点を提唱しているのがこの研究館ってことですよ、な〜あんちゃって、研究館の図書室で仕入れた知識です。
やっぱり高校生は理解が早いね、なかなか年寄りには新しい理屈は飲み込めないがその「自己創出」て言葉は気に入りましたよ。 そうだね、人間が生きていくって事にもあてはまる様な言葉だね。 それで思い付いた面白い話をしましょうかね。 ナオちゃんは黒澤明って映画の監督さんを知っているだろう、今年に亡くなったから追悼で、あの人の作品をリバイバルで見る機会もあると思うけど、「七人の侍」って映画なんだがこの映画はまさに「自己創出」をテーマにした様な映画だな。 つまりね、営々と生活を営んでいる百姓さんたちは、きちっとプログラムされているDNAだな、そこに野盗が襲ってくるのだけど、これは環境の異変だな、それに耐えるだけではなく対抗するために浪人達に助けを求めるわけだが、異質なものを受け入れることで自分達が変化するんだな、これは「自己創出」したと言えるね。
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